何かになる為に生きる

陶芸を好きになって、作品を作っていて、人に会うと、

"陶芸家になるの?"

"陶芸家ですか?"

って聞かれる。

 

はいって言ってもいいけど、今、陶芸をやっているのは、楽しいから。っていうのが答え。

 

この会話、何をやっても同じで、

 

美大で彫刻をやってた時、

"彫刻家になるの?"

 

会社勤めだとしたら、

"OLさんなの?"

とか。

 

常に人は、何かにならなくてはいけない。

どこかの枠に入らないといけない。

 

これって、ある種の呪いだと思った。

社会や親からの呪い。

 

人間が生きている理由って、何かになる為にあるのではない。

今の社会だと、何かになる為に、人間が存在している。

って事になっていて、

 

人間がいる、から、何かをやる。

 

本来の流れと逆になってしまっている。

 

だから、私は私であり、貴方は貴方である事が、最も大切な事。

 

何かになる必要はない。

 

だから、その時、貴方が楽しいって思った事をすれば、正解なのだと思う。